PRIDEの鎧

この所、ある患者さんを巡って、麻薬の取り扱い、減量した内服方法について、自分自身のツメの甘さが現れた。
メンバーに指摘されると自己防衛に、言い訳をしている、自分の態度に恥ずかしさを感じた。要は、勉強不足から来る事と、麻薬の内服の取り扱いの厳重法的な取り扱いに対して、看護的判断の欠如であった。患者さんの身体的言動に依存しすぎたと思う。結果、メンバー、ことに後輩方が業務をこなしてくださったお陰で一大事には至らなかった。
振り返って、記録を見れば、患者の変化も後になれば分かるが、準夜の看護行為の一場面、一場面で瞬時に判断することに、私自身は何年の経験を経ても成長していないのだな…と、昨夜も寝れずにいた。
自分自身の反省と言うより、経験だけでやってきたおかしなPRIDEがガチガチに心を覆っていた。歳と共に、態度と口だけ動いている自分だが、自己弁解は若い時からあったし、20代後半から30代には、年齢より上の方には、自分の得意分野では生意気に食ってかかってきたり。かと思うと、特に先輩のミステイクはかばっては、上司報告せずにいるのが良い事みたいな、おかしな感覚で過ごしてきたな…と、振り返る。
いつになったら、完璧にこなせるデキル看護師になれるのか。と、夫に話したら、おたんこナースの方がドラマになる。と答えた。
ドラマじゃ、おたんこナースが、どじをしたりしながらも患者と共に成長し、デキルナースは冷たかったり、デキルナース同士でひそひそしているのが取りざたされる。
デキルナースで、愛情いっぱいのナースになれたらいいな・・・と思う。
また、人間として、自己防衛せずに謙虚な態度で受け止める事ができるのか…。明日からの仕事をそんな理想に向かって前進したいものだ。